2008年9月4日

9月6日 電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ


ジャーナリストの志葉玲さんhttp://reishiva.jp/
らが発起人となっている

「電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ」
http://d.hatena.ne.jp/neageiya/

に、田中優も賛同し、メッセージを送りました。

このデモは、「きっこのブログ」でも紹介されています。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/08/post_66de_2.html

きっこさん、広河隆一さん、雨宮処凛さん、きくちゆみさん、鎌仲ひとみさん、鎌田慧さんらが賛同人に名前を連ねています!

来年一月まで、定期的に実施するそうです。
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「電気料金値上げ、おかしくない?みんなのエネルギー☆デモ」

日時:9月6日(土) 14時半集合・15時デモ出発

集合場所:水谷橋公園(中央区銀座1-12-6)
デモコース:水谷橋公園>東京電力本社>日比谷公園
主催/電気代値上げ反対委員会
発起人:増山麗奈(桃色ゲリラ)、澤田サンダー(作家)、志葉玲(ジャーナリスト)

個人/団体賛同の一覧はこちら↓ 
http://d.hatena.ne.jp/neageiya/searchdiary?word=%2a%5b%bb%bf%c6%b1%5d

暫定版フライヤー↓ http://renaart.exblog.jp/9511867/

mixi内コミュ↓ http://mixi.jp/view_community.pl?id=3599497

☆このデモをやるべき4つの理由
1)電気で広がる格差。
2)高いのは原発なのでは?
3)高くなる一方の石油・石炭よりも、前途有望な自然エネルギーを!
4)みんなが使うエネルギー、みんなで考えよう。
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田中優からの 賛同メッセージ


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値段が上がり続ける原子力や化石エネルギーを選択するか、それとも値段が下がり続けている自然エネルギーを選択するか。

枯渇していくウランや化石エネルギーを選択するか、それとも無尽蔵の自然エネルギーを選択するか。

100年後の未来では、ウランも化石エネルギーも使い物にならない。石炭はあるが、使い続ければ地球温暖化で滅んでいる。自然エネルギー以外に選択肢はないのだ。

ならば50年後にはどうなっているべきだろうか。10年後は?さらには今、私たちは何を選択すべきだろうか。

泥舟の原子力や化石燃料ではなく、上げ潮の自然エネルギーを選択すべき時ではないか。

小規模な水力は、わずか数メートルの水路で一軒分の電気を作る。しかし隣家に渡すことができない。電力会社に売らなければならない。しかし電力会社は買わない。買ったとしてもタダ同然の値段でしか買わない。

電力会社の最大コストは送電線網なのだから、コストを下げたければ地域で発電すればいい。大きな発電所より、小さな家庭の発電のほうが将来のコストは安くなる。

しかしそれを許さない。

ドイツは温暖化対策で自然エネルギーを推進し、23万人の雇用を増やした。さらに炭素税で集めた資金から、企業が負担している年金掛け金の半額に助成した。企業はバイトを雇うより、正社員にしたほうが得になるので24万人の雇用を増やした。合計約50万人だ。

日本の電気料金は、役立たない核燃料サイクルのような無駄遣いによって、アメリカの三倍高くなった。そのせいでアルミ精錬のような電気多消費型の企業は、海外に出て行かざるを得なくなった。国内に残る企業も四分の一が自家発電している。

世界一を誇った太陽光発電も今やドイツ企業に負け、国内で生産した太陽光発電装置の八割が輸出に回される。アイスランドの7割の電気を発電する地熱発電装置は、実は日本製だ。日本も総発電量の3割を地熱でまかなえると推計されているのに、ほとんど進まない。

エネルギーの問題はただの「電気」の話ではない。
この社会をどう作るのかの、民主主義の問題なのだ。

ぼくはこのままでいいとは思わない。