2012年6月29日

「DAYS JAPAN 」7月号に田中優記事が掲載中です!




ただ今発売中の「DAYS JAPAN」7月号に田中優最新記事が掲載されています!
ぜひご一読を★

タイトル 『たかが電気に命を賭けるな』

内容 ・術に溺れた策士たち
   ・「電力不足」は茶番だ
   ・「命賭けの電気は要らない」


「DAYS JAPAN 」HP http://www.daysjapan.net/about/index2.html 

2012年6月28日

7/7~8は福岡にてNPOバンクフォーラム






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 【第4回全国NPOバンクフォーラム】(福岡開催)

         ~「円」を「縁」に変えよう!
      あなたのお金で、身近な課題を解決できる~


http://npobankforum.com/

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社会を良くするのも「お金」、悪くするのも「お金」。
だったら、暮らしやすい街にするために、身近な課題を解決するた
めに、「お金」の使い方を変えてみませんか?

絆や縁をカタチにしていくNPOやソーシャルビジネスを支え、社会
的に不利な立場に置かれた人々をも包み込むような「志金循環」…。
私たちは「NPOバンク」という新しい選択肢を提案します。

NPOバンクはまだ芽吹いたばかりですが、NPOやソーシャルビジネス
が当たり前になるような、そんな10年後の“果実”をめざして、2
日間一緒に考えてみませんか?

★☆★

【日時・会場】

◎7月7日(土) 11:00~16:30 全体会
福岡市男女共同参画推進センター アミカス 4Fホール
福岡市南区高宮3-3-1 西鉄天神大牟田線「高宮駅」西口すぐ
http://amikas.city.fukuoka.lg.jp/modules/tinyda1/index.php?id=1

◎7月8日(日) 10:00~16:00 分科会+全体会
九州大学大橋キャンパス5号館
福岡市南区塩原4-9-1 西鉄天神大牟田線「大橋駅」東口より徒歩5分
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/ohashi/ohashi.html

【参加費】
一般/3000円(1日のみ1500円)
学生/1500円(1日のみの場合も同額)
資料集のみ/1500円

【主催】 第4回全国NPOバンクフォーラム実行委員会

【お申し込み方法・問い合わせ先】
フォーラムホームページのお申し込みフォーム http://npobankforum.com/info/
E-mail info@npobankforum.com TEL 092-522-8339 FAX 092-522-8308


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申込締め切り 6月29日(金)

※フォーラムのみの参加の場合は当日参加も可能です。
※なるべく事前申し込みをお願いします。
申し込みいただいた後、振込先口座をご連絡します。

★☆★

田中優登壇内容

7日(土) 13:00~14:30 全体会(1)
「小さなイノベーションが育てる地域の夢」
・田中優(未来バンク事業組合理事長)
・山口覚さん(津屋崎ブランチ代表)

2012年6月25日

<おススメ>6/30「東京脱原発音楽祭」

優さんは参加できませんが、おススメイベントです。


あの「スイシンジャー」を始め、素敵なゲストが多数登場します!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


   東京脱原発音楽祭
      
    大切なものは何ですか?
  http://tokyonukefreemusicfes.org/


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■日時:2012年6月30日(土)14:00~19:00
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

★出演者(出演順):


橋本美香&制服向上委員会、Kダブシャイン(14:10〜)
尾米タケル之一座(スイシンジャー)(15:00〜)
藤波心 (15:15〜)
上杉隆 (16:25〜)
南ぬ風人まーちゃんバンド (17:55〜)

進行役:藤波心&きくちゆみ

■参加方法:会場の規定で、以下の予約ページより事前申込み、振込みが必要です。
http://tokyonukefreemusicfes.org/ticket.html

■参加費:「スライディングスケール」から選んで下さい。
(経済状況と貢献したい気持ちに合わせて参加者が選ぶ方法)
一般席(自由席):1〜5千円
サポーター席(指定席):1〜5万円

問合せ先:info@tokyonukefreemusicfes.org



尾米タケル之一座(スイシンジャー) 動画




2012年6月24日

7/9(月)J-WAVE ラジオ公開録音イベントに出演します


7月9日(月)、ニュースを読み解く感性を伝える「
JAM THE WORLD」が番組公開録音イベントを実施!
50組100名のリスナーを招待! 

◆ JAM THE WORLD 公開録音イベント開催◆

日時7月9日(月)18:45 OPEN 19:00 START
会場六本木ヒルズ森タワー49階「アカデミーヒルズ」
ナビゲーター堤未果(JAM THE WORLD水曜日ナビゲーター)
ゲスト田中優(環境活動家)、萱野稔人(哲学者・津田塾大学准教授)
招待人数50組100名(抽選となります)


足し算だけの社会を変えていく、「Smart Life」~Change Your World~原発問題含め、
これからのエネルギー政策や目指すべき未来のくらしになど、 「SMART LIFE」
について考えます。
お申込み締切 7月1日(日)まで
※なお当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせて頂きます。
公開録音の模様は、7月15日(日)J-WAVE PLUS(22:00-22:54)にて放送します。


萱野稔人氏


哲学者、津田塾大学准教授。
1970年、愛知県生まれ。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。
アイデンティティの問題から政治経済の問題まで、哲学的視点から幅広く議論を展開する。
朝日新聞「ニッポン前へ」委員会委員。


2012年6月21日

本日、ピースボートに乗船します!

昨日、成田空港を出発し12時間のフライトのあとロンドンヒースロー空港に到着しました。
現在、6月21日朝9時です。今日の22時にロンドン市内でピースボートのバスと合流、港に移動しいよいよ乗船します!

また乗船致しましたら、船の中の様子や優さん講演会のレポートを発信したいと思いますので
どうぞ皆様お楽しみに★

ちなみに、優さんに「イギリスのどこに行きたいですか?」と聞いたらすぐに「セラフィールド」と答えが返ってきました・・・。

やっぱり優さんは“活動家”ですね^^    (マネージャー渡辺)


ロンドン到着時


2012年6月19日

7/6(金)新潟・新発田にて2部制講演会★


どちらも限定50名!2部制でそれぞれ別のお話になります。
お申し込みはお早目にどうぞ★

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これからどうするか これからどうなるか 誰もわからないから
ワクワクするしくみを一緒に考えようではありませんか!


新発田から世界へ 新発田か変われば地球が変わる!


「第1回 勝手に向上委員会(仮)」


7月6日(金) 会場 コモタウン内コモプラザ


◆ 昼の部 13:00~14:30  「子供と食べ物とこれからと」
定  員  50名
参加費  1,000円 未就学児無料

◆  夜の部 18:30~20:00  「優さんから聴くここだけの話」


定  員  50名
参加費  一般 1,000円 高校生以下500円

主催  田中優さんを新発田に呼ぶ会
TEL 0254-26-2051 佐藤 090-7268-3349




会場地図
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2012年6月18日

事務所より:2週間不在のご連絡

毎年お手伝いさせて頂いています「ピースボート」での船旅のため、
今週20日から7月4日まで日本を離れます。

この間、お電話がつながらないのははもちろん、通信状況によっては
メールの送受信の遅れなどが予想されますので、御用のある方は
すみませんが出発前までにご連絡を頂ければ大変ありがたいです。
お手数かけますがよろしくお願い致します。

今回はイギリス~スウェーデン、ノルウェー、アイスランドの予定です。
ピースボート →http://www.pbcruise.jp/report/76th/



★昨年8月に乗船した際の写真★

優さん講演会(船が大きく揺れる中、優さんが少しよろめきながら講演した回もありました)



               ピースボートスタッフ、乗船参加者の皆さんと一緒に


    同じ期間に乗船したルポライター鎌田慧さん、写真家 豊田直己さんと一緒に


下船する1日前、ピースボートスタッフで優さん担当の新井ちゃんと伊藤さんと一緒に
(皆さんから色紙を頂きました)


6/18(月)天然住宅バンクミーティングのお知らせ

田中優が理事長を務めます「天然住宅バンク」では毎月どなたでも参加可能なミーティングを開催しています。

今月は6/18(月)19時から、参加費無料です。

新しい社会の仕組みを作るため、おカネのシステムを作るための作戦会議です。
お気軽にお申込みのうえお越しくださいませ★

先着   30名様まで
会場  東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F

お申し込み受付はこちら http://tennen.org/bankentry.html












会場地図



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2012年6月17日

「People Tree カタログ」に田中優インタビュー記事★


ただ今発行中の『 People Tree ピープルツリー』のカタログ(2012.夏増刊号)の
61ページに、田中優さんインタビューが掲載されています★


田中優

「3.11は市民が市民意識を持ちはじめるきっかけになった」


素敵なフェアトレード商品と一緒にご覧ください♪


デジタルカタログなのでネットで見れます。
カタログ→ http://www.peopletree.co.jp/requ-catalog.html



こちらはカタログではなく画像です。

2012年6月16日

坂本龍一さん「自らの存在をかけて、声をあげます」

優さんが信頼する一人、坂本龍一さんのコメントです。

できれば全文読むことをおススメします★
とっても、勇気をもらえます。


本文より
「私はまだ諦めていません。自らの存在をかけて、声を上げます。」


6/15付朝日新聞より



2012年6月15日

限定50名!6/17(日)田中優講演会 in高円寺

 限定50名!たっぷり優さんへの質問時間つきです!

第6回グリーンズカフェ東京 

「未来につなぐ資源・環境・エネルギー」


日時 6月17日(日)14:00~17:00(開場13:30)


◆第一部 14:00~15:50 田中優講演
◆第二部  16:00~17:00 なんでもトーク

皆さんの疑問、質問に田中優さんがこたえてくれます!
チェルノブイリ原発事故の後、脱原発をめざしてタテ・ヨコ・ナナメの運動を
繰り広げつつ、日本各地で起業の現場をみてきた優さんのお話は、きびしい
現実の中にも希望がある、ということを教えてくれます。

ぜひ、優さんのお話をきいて、一緒に動き出しましょう!


場所:みどりの未来事務所 JR高円寺駅南口3分
地図 → http://www.greens.gr.jp/pdf/map.pdf
東京都杉並区高円寺南4丁目7-1 藤和シティコープ春木屋ビル202

*事前のお申込み受付はしておりません。当日会場へお越しください。
 ただ、お席に限りがございます。
あらかじめご了承ください。

参加費:
500円

主催:みどりの未来(東京チーム)
お問合せ先:070-6642-9014(西島) 
      090-6001-9048(木村)

グリーンズカフェHP
http://midori-tokyo.blogspot.jp/2012/04/blog-post_08.html



2012年6月13日

記者会見より「再稼働ではなく、原発の廃炉を」

『再稼動ではなく、原発の廃炉を』


6月4日、衆議院第一議員会館にて
「取れない責任を取ると言うな 大飯原発を再稼働するな 緊急記者会見」があり、田中優も出席させて頂きました。





こちらは田中優のコメント内容です。(拡散大歓迎!)

他に会見された方のコメントも素晴らしいですし、優さんの簡潔明瞭に説明している様子もぜひ動画でも一度ご覧頂きたいです★

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33:10より(5分40秒) 

僕の方からは「需給関係」と、「今回なぜ再稼働しようとしているのか?」についての話をしたいと思います。

昨年私たち東京周辺に住んでいる人達はみんな計画停電、輪番停電というものに遭ったわけですけど、それ徹底的にデータを洗って調べてみました。役に立っていたのは2日間だけ。それはしかも地震の直後の1週間に集中していました。

「じゃ、どのときに停電をすべきだったか?」と調べてみると、春の時点では必ず気温が低い日にだけピークが出ます。しかも平日の場合には朝9時から12時、休日の場合には夜6時から9時。そう、明瞭な時間帯が決まっていて、その時以外は計画停電をする必要がなかったです。ということは何でこれだけ計画停電をされたのか?

実はこれは“し”です、単なる。『お前ら原発に反対したらどんな目に遭うかわかってるのか?こんな目に遭うんだぞ、だから原発に反対するんじゃない』という脅しのためにされていたのが、昨年の計画停電だった。


今年のこの夏に向けての計画停電、これについても基本的に同じです。

まずひとつ、ピークが出るのは必ず、夏場平日日中の午後1時から3時にかけて気温が30何度を超えるときに限られてます。ですからその時にしか出ないということ。しかもその中で、例えば橋本市長は「その時には市民が不便な思いをするか、少し安全に目をつぶるかどっちか二つに一つだ」なんて言ったけども、ウソです。

というのは、家庭の消費はピークの時間帯10%しかないからです。なんせ、平日日中の時間帯と言うのは3分の2の世帯が不在です。ですから3分の1しかいない、しかもその人たちのの最大消費ってエアコンじゃないです。冷蔵庫です。ですから残念ながら、それを減らすことすらできない。にも関わらずその人たちのせいにされた。

本当は90%を消費しているのは、事業者です。そこを隠して話をこう進めてしまってきている。

もう一つ供給側です。供給側の方、関西電力は少なく見積もっているのは2つ。その内のまず一つ目が「他社から受電できないんだ、北陸電力とか中国電力とか中部電力から買ってくる電気がなかなか受けられないんだ」というもの。これウソです。
これは共同通信が調べて、「同じ日にピークが出たことがない」というのを実証しています。

そしてもう1点間違っているのが揚水発電の利用率が半分以下にされている。これ揚水発電も実は前日の夜に電気を買ってきて、水を上に上げておかなくちゃいけないんです。
その時の電気は、よその電力会社から買うか、自分のところの火力を動かすかしかなくなる、つまりどっちも金がかかるんですよ。で、金がかかるからやりたくない、それが実態でした。

そして原発が現時点で廃止になると、1兆5千億円の資産を持っている関西電力の中で原子力は8千900億円をつぎ込んでいるので残り6千400億しか残らなくなる。ところが現状、関西電力の赤字額は毎年2400億円、3年でつぶれるんです。つぶれらたどうなるか? 株もパー、社債もパー、そしてそこに貸し込んだお金もパー、実は一番困るのは銀行などの金融機関じゃないか? 
別に銀行が困るからって我々の命かけてもらっちゃ困るんです。

私たちは、こんな明瞭に解決できる問題のために命を賭けなければならないほどの存在であるとは、到底思えません。

そして僕はもう一つ言っておきたい。菅元首相が「2025年に廃炉」と出してきたけれども、この段階的廃炉、ダメです。 よくドイツがやったらそれが良いっていう風にみんな思うんだけど、これ単なる西洋かぶれです。

ドイツに地震が起きますか?起きないでしょ?ドイツに地震なんか。日本だけですよこんな4000ガルなんてケタ外れの地震が起こるのは。4000ガルでもつ原発があるんだったら見せて下さい。世の中に存在しないです。
それを私の責任で動かす?あんたの責任というのは地震を止めることなの?できるの?本当に。

だからこんな無責任な話あってはならないです。だからこの日本の中で明瞭に事実だけ見れば4000ガルの地震が起こる国でいつ起こるかわからなくて、そこの活断層の上に、それも東洋大の渡辺先生が見つけましたね、この活断層の真上に立つ大飯原発を動かしていいかどうか? そこが問われているのです。

私たちは神に祈りながら原発を動かしたいですか? 僕は命を賭けるに値しないと思いますよ。たかが電気に。しかも今の時点では解決できるのに、そこに命を賭けるのは関西電力にお金を儲けさせてもらっている人達だけにして欲しい。
それ以外の人たち関係ないんだから、こんな監禁されるような状況はやめてほしいです。

とにかく僕はこの再稼働には絶対反対です。
どのような理由を立てたとしても、ことごとく間違っています。ですからこの再稼働を止めて、もう日本は原発をなくすべきです。地震にもつ原発はありえないんですから。それをお伝えしたかったんです。

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58:32より(約3分間) 

質問
「デモや署名をやったが効果をあまり感じられなく無力感を感じてします。どうしたらいいですか?」


ある方が「私のように内側に入っている人物が言うことの方が全然強烈なんだ、デモをやっている人なんて影響を及ぼしてない」ってどこぞのラジオで言った人がいるんだけど、とんでもない間違いです。思い上がりです。 

やっぱりみんなの動きがあるからこそ成り立つことですね、それはやっぱり力があるんだということを信じて、絶えず納得するしかない。それともうひとつ、僕は別の解決策と言うのをいくつも考えついています。

需要を下げるの簡単です。事業者です。東京で圧倒的に増えたのはオフィスです。オフィスの中の21・3%は照明器具が増やしました。これ、1本に下げても同じ明るさにできるんですよ。つまり半分に下げること簡単にできます。

45%はエアコンです。45%のエアコンは、ガスエアコンに替えると10分の1の電気にすることができます。しかも、それによってランニングのコストもガスの方が安いので、電気エアコンを使っているところだったら簡単に10分の1にしてその分だけ得させることができる。これが需要側にできることですね。

今度はじゃ供給側を考えましょう。供給側には「グリッドパリティ」という言葉がありまして、送電線からの電力会社の電気を買うことと、自分の太陽光とかで発電した場合の電気のコストが同じになることを「グリッドパリティ」と言います。今年に入ってからグリッドパリティ実現しました。何と、 太陽光発電で1kwh当たり19円を下回ります。

今我々電力会社から24円で買っていて、このあと値上がりして26~27円になります。明らかに19円の方が安いですね。

経済原理から、それをつけっちゃった方が得になりますよ、これは商売としてやれる、その商売をどんどん広げていってもらって、原発いいですけど、高いから誰も買いませんよ、という形に社会を作ってしまうこともできる。

だから僕は、ここから先は事業者にもがんばってもらいたいと思います。経団連から抜けた人達が新しい団体を作ったようだけど、こういう運動に期待したいと思っているし、いろんなジャンルから、いろんな運動が出てくることで解決策が生まれるものなので、その中のジャンルの一つを支えていると思って、自分に自信を持ってほしいと思います。

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01:13:50より(1分半)

大飯原発の再稼動について、「これは電力需給関係の問題ではない」って関電がしつこく言ったわけです。
つまり足りる足りないの話ではないんだ、それに対して仙石氏がはっきり言ったのは、「これは企業会計の問題だ」、つぶれてしまうから、企業会計上どうしても再稼動しなければならないのだと言ったんですね。

企業会計のために人の命を賭けるっておかしいです。企業会計に例外を置けばいいだけではないですか。

原発の場合、経費の9割以上が「固定資産経費」で、特に燃料費が少ないんですよ。圧倒的に設備費用の方がでかいんですね。それの固定資産がさっき言ったように8千900億円あるわけで、それが「負債」にされてしまうと困るわけです。

それなら当面の間、動かしてなくても「資産」として認めると扱えばいいと思います。それが毎年毎年減価償却されながら減っていくだけのことになります。今の政権がやろうとしている「とりあえずの時間延ばしをして、その間に稼いだお金でペイしちゃおう」ということを、実質的にできてしまうことになります。

だからなにも人を人身御供にしなくったって、企業会計の中にその現状のものを「とりあえず動いてなくても資産と認める」と例外を作ればいいだけですよ。

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01:16:07より(約1分間)

10年以上前にアメリカではこれをストランテッドコストと呼んだんですよ。「どうにもならないコスト」。
電力自由化が進んだ時に、それまで進められてきた原発などの資産が負債になり、そのコスト処理に困ったとき生まれた言葉です。原子力ムラの人たちは、10年前にその言葉を聞いたとき、何も気づかなかったのって思うんです。きっと気づいていたはずです。

そして原発は今六ヶ所村の再処理工場が動かなくっても毎年1千100億円かかる。もんじゅが動かさなくても200億かかる。原子力は大雑把に計算すると年あたり動かなくても約80億かかる
だからそんなもの持ってるとどんどん不良債権に沈んでいくんだから、もうきっぱり廃炉にすべきだ。

とにかくここは決断が必要な場なんです。

ところが今の政治家っていつでもそうなんだけど、「Aという説とBという説を折衷する」調整担当だと思いこんじゃっているんです。だからどっちが正しいかなど全然判断しない人が多くなっちゃってる。これが問題だなと思います。

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01:19:45より(4分間)

質問
 「 地元の方が原発がなくなったら雇用がなくなるとよく言われるが、原発ってなくなっても廃炉に、止めていくための仕事があると僕は思うがこれは合ってますか?」


はい、合ってます。廃炉のコストって非常に莫大に長年に渡ってかかるので、現地の雇用を継続すると言う意味では十分な費用になります。

ですので基本的にはそれがあり得るんですが、僕はかつての時代と今の時代と違ってきたことがあると思うので、それを利用したいんですね。

要は、今は自然エネルギーがドイツが始めた頃のように、高くて具体性のないものではなくなりました。今ではそっちの方が安いです。日本は特に原子力を推進してしまったおかげで、めちゃくちゃコストが高いので、相対的に自然エネルギーの方が安いんですよ。

じゃあそのために海が必要、風が吹くところが必要、光が当たるところが必要、水の流れるところが必要、木材がいっぱいあるところが必要となりますが、それはどこですか?地方なんですよ。
原発立地自治体は地方ですから、そっち側の方がはるかに条件が良くなります。

で、自然エネルギーの買い取りが、いよいよ7月から始まる。そして経産省の「電力システム改革専門委員会」が、2014年から2015年に「総括原価方式もなくします、家庭の電気も完全自由化します」という方針を出しましたね。
だからもう自然エネルギーに、そろそろ助走をかけていかないといけない時期ですよ。
その時に一番向いているのが今原発を建てているような地方の側ですから。

それを事業化していったら、そっちの方が儲かるのに、何でわざわざこんな儲からない原発なんかやらなくちゃいけないの?雇用って命を少し放射能で減らすけどその分カネがもらえるっていういのを雇用って呼ぶの? 

僕ね基本的にこれ雇用じゃないと思うんです。人を殺す代わりに、人の命を削らせる代わりに金をやるというのは、これは雇用の名に値しない。そんなの雇用じゃないって思ってる。だけどもやめていくための被曝はどうしてもせざるを得ないことですから廃炉についての仕事はこれは聖なる仕事としてやらざるを得ない。それも雇用になります。

それ以上の雇用になるのが、地域の中で自然エネルギーにシフトさせていくことだと思います。
オーストリアでは雇用者数、バイオマスにして15倍増えました。ドイツでは12倍増えました。そっちの方が全然いいんじゃないですか?

その新しい未来の方向というのを見せることが大事で、僕は政治家にはビジョンを持つ人になって欲しいんです。
AとBを調整する人ではなくて、未来こういうのがあるんだよって出せるビジョニストこそが政治家になるべきで、今のビジョニストでない失業を恐れて何でも財界の言いなりになっちゃっているような政治家たちには、早く辞めて欲しいと思います。


※詳しくは、現在発売中の岩波書店「世界」7月号や、近日発行されます「DAYS JAPAN」」にも
寄稿していますのでご覧ください。


2012.6.4 「取れない責任を取るというな!」会見



◆記者会見概要

 311の原発事故から1年と3ヶ月、事故調査も安全対策も賠償も終わっていない。
国民の政府に対する信頼は地に落ちたというのに、この期に及び野田総理は自分が原発再稼動の責任を取ると言つている。その責任はカラッポだ。
 ひとたび起きてしまえば、国も東電も銀行も保険会社もその責任を取れないことが明らかになった今回の原発事故。国民の不安を拭うはずの政府が国民を不安に晒し、取れない責任を取れるとうそぶくことを許してはならない。
 いかに今大飯原発の再稼動が日本にとって負担になるか、ナンセンスなことかガツンと説明します。

出席 鎌仲ひとみ、田中優、水野誠一、本内みどり、桃井貴子、坂田昌子、
    花岡和佳男、マエキタミヤコ、阿部知子、その他
福井県庁前から 山本太郎、佐藤潤一

2012年6月12日

6/14(木)自然学校+自然エネルギーで社会を変える

自然学校+自然エネルギーで社会を変える


「自然学校」+「自然エネルギー」を推進することで、原子力に頼らない持続可能なライフスタイルへの転換を目指すための第1回フォーラムを開催します。
自然エネルギーの導入や体験プログラムをお考えの方、地域でのエネルギー自給に関心のある方など、この機会に是非ご参加ください!

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  • 日時 : 2012年6月14日(木)15:00〜20:00

  • 場所 : NPO法人日本エコツーリズムセンタ―(東京・西日暮里)
         →地図はこちら 

  • 参加費: 500円(資料代)

  • ゲスト: 田中優氏(環境活動家)、藤村靖之氏(日本大学工学部教授)
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  • スケジュール
    15:00 開会
        〜第1部〜

  •    【基調講演①】田中優氏(環境活動家)
  • 16:15 [基調報告-1] 佐々木豊志氏(NPO法人日本の森バイオマスネットワーク)
  •      [基調報告-2] 高木晴光氏(NPO法人ねおす)
  •      [基調報告-3] 福井隆氏(東京農工大学大学院客員教授)
  • 18:00  〜第2部〜

  •     【基調講演②】藤村靖之氏(日本大学工学部教授)
    19:05 全体会《自然学校が取り組む自然エネルギー社会》
         進行:広瀬敏通氏(NPO法人日本エコツーリズムセンタ―)
    20:00 終了

  •  ゲストプロフィール
 藤村靖之氏
栃木県那須町在住。工学博士で、科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞。「非電化工房」代表、「地方で仕事を創る塾」主宰。 非電化製品の発明・開発を通して、エネルギーに依存しすぎない社会システムやライフスタイルを国内で提唱している他、モンゴルやナイジェリアなどのアジア・アフリカ諸国にも、非電化製品を中心とした自立型・持続型の産業を提唱している。
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  • お申し込み:こちらのフォームにご記入の上、送信してください。
  • お問合わせ:東京フォーラム事務局(日本エコツーリズムセンタ―内)
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
MAIL:nse★ecotourism-center.jp(★を@に変えて送信してください)




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2012年6月10日

岩波の「世界」に田中優最新記事が掲載されました!



 6月8日に発売されたばかりの、岩波書店「世界」7月号に田中優さん最新記事が掲載されました。

 優さんが徹底的に調べたデータをもとに、この雑誌のために新たに検証したものもあります!
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 『偽装計画停電をくいとめよう』

「この中で、ひとつだけ明らかなことがある。
それは「大飯原発の再稼働を企図して、恣意的にデータを変えている」ことだ。」
(本文より)

田中優より 
 原発の再稼働が狙われている。事故によってあれほどの被害が出ているにもかかわらず、電力会社と政府・与党は再稼働へと突き進んでいる。
 その背景は何なのか。是が非でも再稼働させようとする表向きの口実は「電力不足」だ。再稼働がなければ停電するかもしれないという。それは本当か。「偽装停電」ではないのか。電力会社の言い分を検証する。

内容
◆関西電力の電気は足りるのたりないの
◆何のための再稼働
◆計画停電あり、電力使用制限令なし
◆「計画停電」は効果あったのか
◆「偽装計画停電」の夏を許さない


岩波書店HP → http://www.iwanami.co.jp/sekai/

2012年6月9日

6/13(水)神戸にて「原発なしでも電気は足りるってホント?」





このまま原発なしでも今年の夏は乗り切れるのか?

誰もが抱くこの不安に、エネルギー問題について誰よりも熱く、そして
わかりやすく語る田中優さんに答えていただきます。

日時  6月13日(水)午後6時~9時


場所  神戸市勤労会館大ホール
(JR阪神阪急三宮駅東南徒歩4分)

「原発なしでも電気は足りるってホント?ピーク電力は家庭のせいじゃない」

アピール 新エネルギーをすすめる宝塚の会
節電・再生可能エネルギー製品の展示

参加費(資料代) 1,000円

主催 さよなら原発神戸アクション
申込・問合 TEL 090-3652-8652(高橋)  MAIL  dfadl300@kcc.zaq.ne.jp

 会場地図

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田中優の無料メルマガ「持続する志」2012年5月5日号より

―何かというと「偽装停電」の不安だ。

市民が「原発なしでも電気は足りる」と言っている最中、停電させるのは「やっぱり原発が必要なんだ」というPRに使える。電力会社と政府は、去年も「計画停電」を偽装した。

その前に「需給調整契約」を使って大口契約者の電気を止めれば足りたのに、それをしなかった。しかもピークの出ない土日や平日の夜間、街路灯まで消した。これは偽装だろう。

そこまでする人たちが、この「原発は不可欠」と訴えたいこのタイミングを逃すだろうか?―以下略

2012年6月7日

6/9(土)「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?」

こちらのユーストで見れます!http://ustre.am/uy8q

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「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?」
~『美味しんぼ』105 巻を読んで、みんなで語ろう!~



6/9(土)午後、ミツバチ大量死の原因ともされる新農薬「ネオニコチノイド」の問題を、
原作者「雁谷哲」氏、環境活動家「田中優」氏、そして普通のママたち3人も一緒に、
マンガ「美味しんぼ」をきっかけとしながら、自分事としてどうしていけばよいのかを語り合う、
新しい対話イベントを開催します。

日 時:6/9(土) 13:30 ~17:30(開場 13:00)

ゲスト:雁屋 哲 さん(『美味しんぼ』原作者)
    田中 優 

ファシリテータ:青木将幸さん

場 所:代々木・オリンピックセンター国際会議室
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

参加費:1,000円(資料代)  学生 500円
定員:200人(事前申込制)

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●懇親会もあります!

6/9(土)18:00~20:00 
会場 オリンピックセンターD棟9F レストラン「さくら」
会費 3,000円

(★事前の申込をお願いします。当メールに出席の旨ご返信ください。)
当日ご来場者の方、登壇者の方皆さんでフォーラム内では語りきれなかったこと語り合いましょう!

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★お申込み方法:
ウエブより http://neo.socialjustice.jp/201206.html
MAILより  info@machi-pot.org
FAX    03-3200-9250 までお名前と連絡先をお願いします。

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◆開催主旨

ミツバチが大量死する」という現象が話題になっています。かのレイチェルカーソンが指摘した「沈黙の春」が現実のものとなってきているのかもしれません。

その原因とも言われている新農薬が「ネオニコチノイド」です。

その使用量は、日本においてこの10年で3倍に急増、私たちが口にするお米や果物の多くに使われるようになりました。


同時にミツバチの大量死や人間への悪影響が報告されています。果たしてこれは偶然なのでしょうか?一方、果物農家では、まったく使用しないと生活ができないという声もあります。

そこで私たちは、この問題を理解し、どう考え行動してゆくとよいのか?を
消費者、農薬メーカー、生産者、流通、メディア、未来の世代、など、さまざまな立場にたって、3回のグループ対話イベントを通して考えてきました。

ご来場いただいた皆さんとも色々な意見交換を進めながら、自分たちの未来を選択していくための、行動指針をともにつくり上げられれば幸いです。

みなさまのご来場をお待ちしています。

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◆ゲストプロフィール

・雁屋 哲 氏

1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部卒業後、電通勤務を経て漫画原作者となり、『男組』(画/池上遼一)『野望の王国』(画/由起賢二)などを手がける。83年、『美味しんぼ』(画/花咲アキラ)の連載開始。87年、同作品で第32回小学館漫画賞受賞。88年より、オーストラリア・シドニー在住

・青木将幸(あおき・まさゆき)氏

1976年、和歌山県新宮市生まれ。1995年より国際青年環境NGO/A SEED JAPANで様々な環境活動に携わる。2003年、青木将幸ファシリテーター事務所を設立し、会議・ワークショップ・話し合いの場の進行役として活動している。ネオニコチノイド問題をきっかけに、養蜂家にあこがれつつある。

◆お問合せ
認定NPO 法人まちぽっと info@machi-pot.org Tel 03-5941-7948  Fax 03-3200-9250


◆イベント詳細 http://neo.socialjustice.jp

◆主 催
認定NPO 法人まちぽっと,一般社団法人act beyond trust,国際環境NGO A SEED JAPAN


 なんと、美味しんぼ104巻には田中優さんも本人役で登場しています♪




2012年6月5日

6/8(金)木更津にて田中優講演会「放射能汚染の現状とは!?」


地元の方が徹底的に調べられた、木更津の放射能汚染の現状など、主催者様を通じて確認させて頂きました。


そのうえで
・放射能は体にどのような影響があるの?
・どのような食べ物を選んで食べれば良いの?
・どのような場所が危険なの?
・そしてこの先、放射能とどのように向き合っていけば良いの?

などのお話をさせて頂きます。お近くの方ぜひお越し下さいませ。


「放射能汚染の現状とは!?」


 6/8 (金)19:00~21:30

場所 木更津市民会館ホール (JR 木更津駅 徒歩20分) 


参加費  500円 /未成年 無料/託児あり
定員500人 

主催 木更津再開発研究 担当 堀切 浩志
TEL 090‐7719‐9687



会場地図


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2012年6月4日

緊急決定!「大飯原発再稼動しちゃダメ記者会見」


6月4日(月)15時〜


「大飯原発再稼動しちゃダメ記者会見」に

田中優さん、鎌仲ひとみさんらが登場予定


場所 衆議院第一議員会館(東京都千代田区永田町2-2-1)第四会議室

誰でも入場OKで、14時半から衆議院第一入口でパスを配布するそうです。
ぜひご参加ください★
Free live streaming by Ustream

2012年6月2日

無料!6/6(水) 「未来を創るエネルギー」 in 山口



久々の山口講演です。未来は決して暗くない!
現実的でかつ希望のあるお話をぜひこの機会に聴いてみて下さい★

 田中優さんチラシ


6月6日(水) 18:30~20:30

会場 山口情報芸術センター スタジオC (山口市中園町7−7) 

「未来を創るエネルギー」

参加費 無料
定員 100名 (事前申し込み優先)

主催 YICA 山口現代芸術研究所 (共催 YCAM 山口情報芸術センター)

●事前申し込み先●
 YICA事務局  担当  奥津聖
 FAX 083-923-7444   メール kokutsu@me.com 

イベント 詳細 http://ankei.jp/yuji/?n=1708


会場地図

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2012年6月1日

6/3(日)愛知・豊橋にて2部制講演会

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☆☆田中優講演会 3.11と私たち☆☆
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日 時: 6月3日(日)
   一部14:00~16:30
   二部 18:00~20:30

場 所:カリオンビル多目的ホール(豊橋市民活動センター)豊橋市松葉町2-63

内 容: 
●1部 エネルギーの自給を!トクして解決する方法 
省エネでどこまで減らせる?原発がないと電気は足りないの?自然エネルギーは高いんでしょ?送発電分離って何?電気の仕組みを知ってエネルギー問題を解決しよう

●2部 アフター3.11、どう暮らしたらいいのか 
放射能は危険なの?どうすれば被爆を避けれるの?ガレキは汚染されてるの?知ることで防げる内部被爆、これからの暮らしを見つめよう! 

主 催:茶―民カフェ

参加 費:前売り1000円/各部 当日1200円/各部 

前売り1500円/通し 当日1800円/通し

連絡 先:TEL : 0532-53-2850 

MAIL : zerogen82@yahoo.co.jp

備 考:チケット取り扱い:茶―民カフェ(豊橋市花園町52)
メールでのお申し込みの際は、1、フルネーム、2、ご希望講演をお知らせください。
無料駐車場はありません。