2016年10月22日

悲しすぎるニュース・・「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした

田中優より

この記事読むと悲しくて何も手につかなくなる。
三歳の子は自分から「バイバイ」と言い、母は手を放して川に子どもを落とした。

子どもって大人の言うことではなく、本音に反応する。
だからお母さんが自分のせいで苦しんでいると思ったんだな。悲しい話。

政府は知らん顔するなよ、貧富の格差、女性とパートに対する差別、
保育施設やケアする人の不足、
それらを放置して金持ちと大企業優先の政策ばかり取っているからなんだぞ。」


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▼「「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした」
(朝日新聞2016.10.17)

http://www.asahi.com/articles/ASJBJ7D61JBJUUPI00G.html より


「この子をこのまま置いておくわけにはいかない」

不機嫌になっていく交際相手の男性の様子を見て、24歳(当時)の女性はそんな気持ちになっていった。

3歳の一人娘は、別れた元夫との子ども。同居を始めた男性は、徐々に娘の存在をうるさがるようになっていた。この朝も不機嫌になってトイレに閉じこもると、ドアを殴って壊した。

夕方、保育所に娘を迎えに行った後、まっすぐ帰宅せず、近所の実家に寄った。
母に預かってもらいたかったが、娘が風邪気味でできなかった。

午後8時前、自宅アパートに戻った。食器を片付けようと台所に行くと、娘が泣き始めた。眉間(みけん)にしわを寄せ、大きなため息をつく男性を見て、娘とアパートを出た。子どもを預けられそうな施設をネットで探したが、見つからない。「この子がいなくなるしかない」。そう思い詰めた。

午後10時過ぎ。近くの川に架かる橋のそばに車をとめ、娘を両腕に抱いて橋の欄干に立たせた。

車が通るたび、娘を欄干から降ろす。3度目、娘を抱く手を伸ばし、宙に浮く状態にしてみた。川面からの高さは4メートル以上。娘はにこっと笑い、突然こう言ったという。