2017年12月28日

『懐かしい金沢への旅』~フェアトレードと土地の再生~


2017.11.30に発行しました田中優有料・活動支援版メルマガは、
『懐かしい金沢への旅』です。

11月に岡山から町内の仲間と一緒に、田中優の友人でもあり「 小さな農業で稼ぐコツ 」などでも有名な西田栄喜さんの畑を見学しようツアーを行いました。


 
たった30a(アール)、サッカーコートの半分も満たない面積の畑で1200万円の売り上げを出しているとのことで、全国各地からたくさんの見学希望者がその小さな畑(←失礼!^^;)にやってきます。

その西田さんの畑を見る前に、お昼をどこでとろうかとなり、やはり以前から友人の小浦むつみさんがされているフェアトレードショップ「コミュニティトレードal」(のっぽくんの2階)へ行くことにしました。

当日の申し出にもかかわらず快く対応して下さった小浦さんやスタッフの方々に感謝です。小浦さんと田中優は本当に久しぶりの再会だったようです。

岡山に帰り他の友人へ話をしたところ「フェアトレードって何?」という質問を受けました。

そこでこの号では、

・フェアトレードとは
・世界の貧困
・ピープルツリー
・小浦さんとの出会い
・ap bankでの融資
・ピースバンクいしかわ 
 などが書かれているのと、

このツアーで予想していなかった収穫がありました。


偶然にも移転オープンした1か月後にのっぽくんへおじゃましたわけですが、その駐車場が、なんと田中優が注目し始めていた「一般社団法人 大地の再生」の「空気の流れる大地の再生」を施したところだったのです!

『今の土地はコンクリートなどの構造物によって窒息させられている、それを再生させるのに大事なのが空気の通る土地づくりなのだ』 
(大地の再生 矢野さん)

(この大地の再生方法についてはその次号の田中優有料・活動支援版メルマガ 2017.12.15号で詳しく書いています)
 


そして西田さんの畑の視察レポートも。


炭素循環農法で作られたえぐみのない野菜に岡山からのメンバーも満足の様子でした^^
そしてここでも「通気性」についての話がありました。

土地の再生、土づくり、畑づくりなどに興味のある方もぜひ!
 

この号はバックナンバーより2017.11月分ご購入でお読み頂けます。こちらより↓
http://www.mag2.com/m/0001363131.html

2017年12月26日

2018年夏上陸「日本版グラミン銀行」はサラ金とこの国の貧困に勝てるか?=田中優

2017.12.23発行しました!
「日本版グラミンバンク設立」に向けて書いた原稿です。
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(写真は掲載サイトより)

2018年夏上陸「日本版グラミン銀行」はサラ金とこの国の貧困に勝てるか?=田中優


今、設立の準備が進められている「日本版グラミン銀行」は、バングラデシュのグラミン銀行と同様の仕組みで小口の融資を行い、お金に困っている人々の生活や自立を支援するものだ。私はこの試みにエールを送りたい。ぜひ実現してほしいと思う。しかしそのためには、日本の特殊な状況を乗り越える必要がある。(『田中優の‘持続する志’(有料・活動支援版)』)
※有料メルマガ『田中優の‘持続する志’(有料・活動支援版)』好評配信中。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

「日本の貧困」をマイクロファイナンスで克服するための条件

「グラミン銀行」とは?

グラミン銀行を知っているだろうか。バングラデシュで土地なし農民など貧しい人たちに融資し、生活を向上させ、多くの人に未来の可能性を切り開いてみせた、市民による市民のための銀行だ。・・

 全文はこちらよりご覧ください⇒ http://www.mag2.com/p/money/352614


<<主な内容>>

・「日本の貧困」をマイクロファイナンスで克服するための条件
・「グラミン銀行」とは?
・創設者モハメド・ユヌス氏の抱いた疑問
・なぜ男性ではなく女性に融資?
・バングラ最大の銀行に
・「日本版グラミン銀行」に立ち塞がる我が国の問題点
・日本版グラミン銀行は「サラ金」に勝てるか?
・「日本の貧困」を救うための条件


他、マネーボイスでの田中優記事はこちら↓↓

官僚だけが大儲け。日本を破壊する「水道民営化」のトリックに騙されるな=田中優 (2017.9.28)


「人をお金に依存させる」ベーシックインカムの問題点と貧困解決の重要点=田中優 (2015.12.10)

2017年12月25日

『 病気の朝 』

 8月16日、朝早く起きたぼくは、子どもが起きる前に一仕事しようとパソコンに向かった。それまで特に不調だったわけではない。強いて言えば前日、地域で育てた無農薬の小麦を石臼で挽いたうどんを食べたとき、それほど美味しいという感動を受けなかったことぐらいだ。

 パソコンの画面を見ているとき、突然にそれは襲ってきた。滅茶苦茶な眩暈だった。見ているものが突然、左に回転し始めて止まらなくなった。座っていることすらできずにそのまま床に倒れ込んだ。それでも強い回転の渦に呑まれ、すさまじい吐き気に襲われた。


 吐き気はものすごくあるのに、起きたばかりの胃の中には吐き出すものがなかった。吐き気で気持ち悪いのだが、音は聞こえるし力も入る。窓ガラスを体に引き寄せるようにしてガラスの外に顔を出した。咄嗟に吐き出す。酸っぱい臭いがするので昨日食べた胃液の残りだろう。

 しばらくそうしていると、妻が降りて来てくれた。子は降りてきてぼくの姿を見ると、何も言わずにただ大粒の涙を流していた。意識に障害はない。しかし目を開けていられない。ぐるぐる回って吐き気がひどくなるからだ。


 自分で分析してみた。5年前に脳間出血したことがある。そのときと比較しても脳に損傷があるようには思えなかった。音も聞こえるししびれる箇所もない。
 脳の出血ではないと思った。妻が「救急車を呼びましょう」と言ってくれた。
こまま改善を待つのも良いが、前回の出血があるから単なる受診では納得してもらえないだろう。

 いくつか病院名を言ってくれる。「・・脳神経外科病院」、そこでなければ再度受診せざるを得なくなる。そこで「その病院に相談してみてくれ」と答える。受診可能との返事を聞き、「救急車を呼んでくれ」とお願いした。目すら開けられないのだから、それ以外に受診の方法がないからだ。

 そしてこのままストレッチャーに乗せられて運ばれるのだろうからと、吐き続けながらも窓の外にあるウッドデッキの上に横になった。しばらくすると救急車のサイレンが聞こえた。しかし目は開けられないままだ。ストレッチャーに乗せられて空き地に置いた救急車に乗せられた。 

「キュウキュウシャ 写真 フリー」の画像検索結果

(イメージ)


 救急隊員が病院に受け入れを確認した後に発車。救急車の中で検査のたに、日時や生年月日、住所などを聞かれる。すらすらと答えられるのだが、吐き気の症状は変わらない。病院に着いてストレッチャーで揺れながら運ばれる。想定していた通り、CTスキャンやMRI検査が始まる。目の状態を見るために、強制的にランプで目を検査される。それだけのことで吐き気がして少し吐いた。

 検査が終わると予想通り、命に危険のある病気ではないと言われた。そうなると脳本体の問題ではないのだから、三半規管のあたりの問題だろう。若い二人の脳外科医は緊張が解けたように「どうしようか」と言った。

 要は脳出血などではないのだから、緊急の処置が必要ないのだ。しかしぼくの側は相変わらずひどい吐き気で、動くことどころか目を開けることもではない。そして病室に運ばれることになった。

 病室に入ると点滴された。その中には眩暈の防止の薬が入っているそうだ。その日も翌日も何も食べられなかった。吐き気がひどいのに、食べても仕方ない。妻に土曜日から予定していたツアーに出かけられなくなったと友人に連絡してもらうようにお願いした。自分ではスマホの画面すら見られないのだから。

 翌日昼には退院した。ここは脳外科の専門医で、そうした人たちが運び込まれてくる。ぼくのような緊急度のない患者がいても邪魔になるだけだ。それは実際、検査直後から興味を急速に失った脳外科医の姿からも見て取れる。しかし吐き気は続いている。結局、車椅子で車まで運んでもらって妻の運転する車で自宅に帰る。

 病名は「前庭神経炎」だった。原因は未だにはっきりしていない病気で、風邪のウィルスなどが三半規管の「前庭」に入って炎症を起こしているらしい。驚くのはその突発性だ。何の前触れもなく突然に世界が回転しだすのだ。

 病院内よりは自宅の方がずっといい。有害化学物質フリーだから、自宅は吐き気を催させるものがない。しかし鋭敏になっているせいか、子どもの小麦粘土が臭い。ベネッセの「しまじろうの玩具」が臭い。『普通の家だったら吐き気で死ぬな』と思う。

 翌日にはふらつきながらも目が開けられるようになった。立って歩けるようになった。目が開けられるようになると早速スマホで調べてみた。「前庭神経炎」は突然に発症するが予後は良い。一週間程度で眩暈は取れることが多いと書いてある。

 5日ほどして、パソコンも見られるようになった。行くはずだったツアーの沢登りの様子の写真を見る。みんな無事に登ってきたようだ。自分が行けなかったことが悔しい。


 歳をとったせいか、病気が身近なことになってしまった。それでも今まで通り原稿を書き始めた。「あとどれぐらい生きられるのだろうか」という思いが頭を掠める。今進めていることぐらいはきちんと本にしておきたいと思う。もっとぜいたくを言うと山に登りたい、海に泳ぎに行きたい、沢登りにいきたい。それはきっと自分の摂生次第なのだろう。


 もっと生きないといけない。もっと貪欲に実験してみたい。そして地域活性のための新たな方法を考えたので、実現してみたい。経済の回転の仕方が変われば、地域に暮らすことが楽しくできて安心して地域で暮らせるようになる。

 そうすれば、「西暦3000年にはこの国の人口が数千人になって地方は無人の荒野になる」という、馬鹿げた予測も覆せるのだ。このことは発行している有料メルマガの2017.8.30号にも書いた。



 もっとしたいことがある。人生はなんと短いものなのだろうと思う。まだ死ぬ時期がわかったわけではないのだが。


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以上、2017.9発行 
※「未来バンク事業組合ニュースレター No.92/2017年9月」より抜粋

※PDF版はこちら
http://www.geocities.jp/mirai_bank/news_letter/MB_NL_92.pdf



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金融のスペシャリストでもある未来バンクの他メンバーたちによるコラムも必見です。
バックナンバーは「非公開」ですので、ご興味のある方はこの機会にぜひご登録ください

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2017年12月21日

web shopに新商品登場!「セルフインフラ」が未来をポジティブに変える



田中優公式webshopに新製品が登場しました!

<ダウンロード>「セルフインフラ」が未来をポジティブに変える(前・後編セット)
https://tanakayu.thebase.in/items/9338040  540円


<印刷版>「セルフインフラ」が未来をポジティブに変える(前・後編セット)
https://tanakayu.thebase.in/items/9344402  580円(送料込み)



2017年8月15日、8月30日に発行しました、有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」のバックナンバーです。

前・後の2記事のセット版

A4サイズのPDFで42ページ(原稿部分は32ページ)分です。

印刷物でお送りする場合は、裏表のカラー、ホチキス止めになります。


~主な内容~

・無人化する日本
・どうやって未来を変えるか
・別な価値基準の浸透
・生命基盤への疑問
・人々に必要なのはカネではなく生活基盤だ
・「末代物」の思想
・日本酒「桶買い」の悲劇
・中国と闘うか、欧米と闘うか 「水たまりに釣り糸を垂れない」
・ネット販売を利用して地域活性を
・田中優がオススメするお醤油、お酢、家具屋、蒟蒻屋さん、食堂などを紹介!



ショップのデザインが変わりました。

今後商品ラインナップやコンテンツも増やしていきます!

⇒ 詳細・ご購入はこちらより https://tanakayu.thebase.in/

只今オープニングキャンペーンとして、12/末まで使用可能な割引クーポンを発行中!

カートにてクーポン番号「VBYX54WD」を入力ください。
5%割引となります。



<商品ラインナップ>

「木を活かす」(上・中・下セット) 

印刷物・ダウンロード版



https://tanakayu.thebase.in/items/9209753
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「主要農作物種子法廃止」にどう対処するか(上・中・下セット)

印刷物・ダウンロード版

https://tanakayu.thebase.in/items/9101979
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◆書籍「環境破壊のメカニズム」(絶版本)
https://tanakayu.thebase.in/items/5038408



必見!「データで見る!アベノミクスの実績・・過去最高と過去最悪」

田中優より
「必ず見ておいた方がいいデータです。」

  ◇   ◇   ◇   ◇  

「〈データで見る!アベノミクスの実績〉
過去最高=昭恵氏に税金1億円超・富裕層資産・大企業の内部留保やタックスヘイブン投資、過去最悪=非正規雇用・ワーキングプア・賃金・家計消費・女性差別・過労死」


http://editor.fem.jp/blog/?p=3427  より(2017.10)


▼1 首相夫人が史上初めて税金1億1千万円ムダづかい
安倍昭恵氏が税金1億1千万円を私物化
(昭恵氏付職員の人件費だけで1億1千万円だから諸々もっと使っているはず)

▼2 ワーキングプアが過去最多、アベノミクスで23万人増
1年を通して働いても賃金が200万円以下が3年連続1,130万人

▼3 大企業の役員報酬は1.8倍増で過去最高(役員報酬1億円以上)
アベノミクスで役員報酬とワーキングプアが過去最高という典型的な「貧困と格差の拡大」の構図に

▼4 非正規労働者の割合は37.5%、非正規労働者数は2千万人を突破し過去最多

▼5 一方、正規労働者数は民主党政権時より安倍政権は少ない

▼6 実質賃金は過去最低、民主党政権時より16万円も賃下げ

▼7 大企業の内部留保は過去最高の328兆円、実質賃金は過去最低

▼8 大企業の配当金と経常利益は史上最高、民主党政権時より大企業正社員も賃下げ

▼9 大企業の労働分配率も民主党政権時より大幅に低下させた安倍政権

▼10 大企業の法人税負担は史上最低、中小企業の6割しか負担しない大企業

▼11 日本企業のタックスヘイブン(ケイマン諸島のみ)への投資額が過去最高

▼12 富裕層上位40人の資産は2倍増、貯蓄ゼロ世帯は427万世帯増
富裕層上位40人の資産が全世帯の半分の資産と同じに


▼13 「身を切る改革」で官製ワーキングプアは過去最多
今回の衆院選でも日本維新の会と希望の党が「身を切る改革」を公約していますが、
この「身を切る改革」で自治体の官製ワーキングプアは64万4,725人にも増えています。

▼14 35年間で最低の家計消費支出にした安倍政権

▼15 日本の教育への公的支出をOECD34カ国で最低とし、
教育無償化に逆行して私費負担も増加させた安倍政権

▼16 軍事費は過去最高
高校授業料無償化は安倍政権前の軍事費に戻すだけで今すぐ実現できる

▼17 男女格差を過去最悪の世界111位にした安倍政権
2016年の女性の所得は前年から10ポイントも減り男性の所得の半分にまで低下

▼18 過労死で毎日1人超の命奪い労災最多
安倍政権は「残業代ゼロ」でさらに労働者の命奪うのか

▼19 日本の有給休暇の消化率が2016年調査で3年ぶりに世界最下位

▼20 安倍政権5年の激増ベスト3は富裕層資産・大企業役員報酬・
自民党への献金、労働者には非正規化・賃下げ・貧困・過労死、
自民党が選挙に勝って得するのは富裕層と大企業役員だけ

2017年12月15日

まぐまぐ大賞 専門情報部門 第1位に選ばれました!

田中優より
「なんとうれしいことに、ぼくの支援版メルマガが部門別で第一位を受賞。
毎月二回もきちんと調べて書くのは大変だけど、受賞するのは励みになるなぁ。
発行したばかりだけど、次の原稿を考えてます。」




本日(2017.12.15)発表されましたまぐまぐ大賞2017において、
田中優の有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」が、
ジャンル別賞 専門情報部門【第1位】に選ばれました!!!(^O^)/








突然の受賞のお知らせに驚きとうれしさでいっぱいです!

推薦くださった皆様、メルマガ購読者の皆様、ありがとうございました!

以下、田中優より受賞コメントです↓


「未来の推測は現状をそのまま延長したものではないはずだ。 しかし多くの論説が現状の延長にとどまっている。   未来は直線的に「こうなる」ものではなく、可能性を見出し「こうしたい」とするものであるはずだ。 新たな知性と創造力が求められる。   未来を想像するチャンスを見出すためのメルマガでありたい。 投票して下さった皆様に感謝です。」

今後も現実をきちんと見つめ、未来への希望や可能性を見出すメルマガを目指していきます!


田中優の未来レポート
¥540(税込)/月  毎月 15日・30日
http://www.mag2.com/m/0001363131.html


2017年12月14日

『 アルジャーノンになる日 』

2017.12.13発行 田中優無料メルマガより

■アルジャーノンの話

 「アルジャーノンに花束を」という小説はとても面白く、感動的な物語だ。
ここであらすじを書いたとしても伝わらないことは分かっている。それでも簡単に書いておこう。

 チャーリイ・ゴードンは知的障害者でパン屋に勤めている。その彼を大学で「ロボトミー手術」の研究をしている医師が研究材料にして、知的障害者の彼を天才にしてしまう。誰も及ばないほどの天才となり、自分の知性でその手術の効果を読み解いてしまう。やがて彼は自分がモルモットにされていたことにすら気づき、ネズミを飼い、そのネズミに「アルジャーノン」と名付ける。

 さらに彼の施された手術を調べ、「確かに天才になるがそれと同じスピードで低下していってしまう」ことに気づく。次第に衰えていく知性に怯えながら、残りわずかな知性の中で養護学校に戻っていく決意をする。彼の飼っていたネズミが死ぬと、庭に埋めた。さんざん面会を断っていた医師たちが管理する報告書の中にこう書く。


「ついしん。どうかついでがあったらにわにうめた
アルジャーノンのおはかに花束をそえてやってください」。

 このアルジャーノンの物語は知性を中心に生きているつもりでいる私たちに存在価値を投げかける。知性の乏しい人に生きる価値はあるのかと。相模原の大量殺人事件のような問いを投げかけるのだ。


 しかしそのことが今回の文章の趣旨ではない。それを頭に入れた上で、添付した文科省の調査データを見てほしいのだ。このグラフは学校で、指導が必要になる児童の数の推移を示している(図1)。

(図1)



 グラフは2000年を超えたあたりから激増している。その内訳は、上から増加の著しいADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、自閉症、情緒障害の順だ。
増加の見られない下の二つは「難聴その他」と「言語障害」になっている。


 簡単に言うと、今の子どもたちが壊されつつあるのだ。何が原因かについての説明はない。もし何らかの文化的要因だったとすれば、こんなに短期に著しく増加するはずがない。「母原病」と呼ばれるような母の子育てを原因とするにはやはり時間が短すぎる。


 この原因として考えられるのは、全体的に増加しているのだから誰もが摂取するような化学物質を疑うしかなく、しかも脳の情緒を司る海馬や偏桃体を想定するしかない。そこに影響を与えるような化学物質として考えられるのは、最近それ以前の「有機リン系農薬」に代わって出てきた「ネオニコチノイド系殺虫剤」を疑わざるを得ない。

 人間に影響が少ないとして広がったこの農薬は、その受容体である「ニコチン性アセチルコリン受容体」が海馬や偏桃体に多く分布している点で人間に影響しないはずがなかったのだ。


 実際にそれとおぼしき症例がたくさん出ていて、農薬を摂らないような食事に変えると治っている。このネオニコチノイドの出荷量だが、添付したグラフのように推移しているのだ(図2)。


(図2)


 一方でこのネオニコチノイド系農薬に対して、欧米は禁止したり規制したりし始めている。ところが日本では、逆に規制を緩和しつつあるのだ。理由は不明だが、少し前まで経団連の代表をしていた人物こそ、ネオニコチノイド農薬を生産している住友化学の米倉会長だった。ここにつながりを想定しない方がおかしいだろう。


 かくして化学薬品メーカーの利益のために、子どもたちが壊されていく時代が進んだのだ。このままなら、すべての子どもたちが「要指導児童」になる日も近いだろう。最近、「何でしたっけ?」とファミレスで聞かれることが多くなった気がしないだろうか。

 ネオニコチノイドは短期記憶に影響を及ぼす。破壊衝動やうつ状態、不眠や物忘れに症状が出る。 


 大人もまた同様だ。酒で頭を壊した大人たちに加えて、さらに融通の利かない石頭の大人たちが増えていく。調べたければ真っ直ぐ腕を伸ばした手を、指先まで伸ばさせてみるといい。指先が震えるのがその特徴だ。


 何で化学物質を摂取してしまうかというと、ネオニコチノイド農薬の特徴は「水溶性、持続性、残効性、神経毒性」にある。つまり農薬を撒いた果物の皮を剥いても効果なく、その果実自体の水分に残るのだ。分解しても分解された成分自体が人体に有害で、しかも長く土地に残るのだ。残効性が高いので、農薬を少なく使う「特別栽培」によく使われる。

 日本で健康を気にする人たちが、果物を食べ、お茶を飲むようにすることが多いが、それこそがネオニコチノイド農薬摂取のワースト一位と二位なのだ。


 さらに主食であるコメに対しても、カメムシ対策で膨大に撒かれている。空中散布されている長野県松本市では。学校が成り立たないほど子どもたちへの影響が出ている。

 まず摂取しないことが大事だ。そして呼吸しないこと。しかし不可能だから松本市のように訴訟してでもやめさせる運動をするか、他の土地に逃げるしかない。


 私たちは世代を越えた「アルジャーノンの実験」をしているようなものだ。
アメリカではついに平均余命が短くなった。歴史上初めてのことだ。アメリカでの自閉症の発症率は、遺伝子組み換え作物のコーンと小麦の出荷量と比例している。日本は農薬に甘く、アメリカは遺伝子組み換え作物に甘いことが人々の健康に影響しているようだ。


 アメリカで売れなくなった遺伝子組み換え作物は日本に輸出され、さらに日本政府は遺伝子組み換え技術に対して規制緩和しようとしている。

 アルジャーノンの話と違っているのは「頭が良くなる栄光の日がないこと」だ。
栄光のない影ばかりの未来を作ってしまう。でも人々は今の暮らしのすばらしさや努力のない利益に溺れている。こんな社会は変えなければならないと思う。


-------

以上、2017.12発行 
※「未来バンク事業組合ニュースレター No.93/2017年12月」より抜粋

※PDF版はこちら
http://www.geocities.jp/mirai_bank/news_letter/MB_NL_93.pdf

※原文では主人公の名前がチャーリイ・ゴードンではなくアルジャーノンになっていました。訂正させて頂きます。(追記2017.12.21)

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■リベラルってなんだろう?  岡田 純

■アディーレ業務停止からのあれこれ…  奈良由貴


2017年12月10日

朗報!三菱UFJフィナンシャル・グループ クラスター弾への対応方針を変更

田中優より

清水さん、明るく持続した運動をしてくれた成果だね!


★清水 俊弘さんフェイスブックより
https://www.facebook.com/toshihiro.shimizu.1420/posts/1173586372777379

「今年5月、非人道兵器であるクラスター爆弾製造企業に対する投融資を続ける日本の金融機関を公表し、直ちに投融資を止めるよう求めてきた。 あれから半年、一つ岩が動いた。」





◇   ◇   ◇   ◇  

「MUFG、「クラスター弾への対応」方針を変更 」(日経新聞2017.12.1)
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP464927_R01C17A2000000/ より抜粋


発表日:2017年12月1日

「クラスター弾への対応」方針変更について

株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ、以下「MUFG」の子会社である株式会社三菱東京 UFJ 銀行(以下「商業銀行」)と三菱UFJ 信託銀行株式会社(以下「信託銀行」)は、「クラスター弾への対応」方針を変更しましたのでお知らせします。

商業銀行、信託銀行では、これまで、クラスター弾製造を資金使途とする与信を禁止してきましたが、クラスター弾の非人道性を踏まえ、2017 年 12 月以降、資金使途に係らず、クラスター弾を製造する企業に対する与信を禁止します。




天然住宅 お客様の声更新!「24時間人が吸う空気も身体に及ぼす影響が大きいと痛感しました」

田中優より

先日見学会をしてくれたDさんの家は、
天空の城のようでした。

  ◇   ◇   ◇   ◇  

D様|静岡県東伊豆  全文はこちらより

▼天然住宅を知ったきっかけは何ですか?

 電力自給型の家を建築したいと思い、それに詳しい建築会社を探していましたが、見つけることができずにいました。自分たちでもっと勉強し、建築会社へ教え理解してもらうしかないと諦めていたところ、田中優さんのSNS(facebook)で、自給型太陽光発電システムについて書かれた記事を見つけ、天然住宅を知ることができました。電力自給型の家が建てられると分かり、喜び興奮したことを今でも鮮明に覚えています。


▼天然住宅で家を建てた決め手は何ですか?

 決め手は「電力自給の家が建てられること」ですが、今となれば、天然住宅が掲げているコンセプトと私たち夫婦の想いには通じる部分があったと思います。

 建築地となった約5000坪の山林は、2013年5月に購入しました。同時に重機も購入し、夫婦で山林をチェンソーで開拓しオリーブ畑にしたのですが、天然住宅が掲げている「森の再生」「林業再生」「山を活かす」に相通じるものがあると思います。

 私は若い頃から、地球と人に良いものを伝えていきたい!共に生きたい!と想っていました。家が完成し、生活が落ち着いてきてふと気づいたのですが、今まで考えていた様々な想いが、天然住宅を建てたことによって実現しているように思います。


▼実際の住み心地はどうですか?暮らしの変化はありましたか?

 今まで、私たち(人)が身体に悪い化学物質の住宅に住んでいたことが、空気や感覚などで、すぐに感じました。天然素材から発せられる空気やエネルギーはまさに森林の中にいるようです。私には木が生きていて、ちゃんと意思があるように感じます。

 適度に湿気を吸ってくれ、乾燥時期には湿気を吐いてくれ、夏は涼しく、冬は暖かいです。

 子供の頃よりお世話になり、今では夫婦で大変お世話になり、新築祝いをして下さった知人女性をわが家へ招きました。高齢の為にほとんど外出せずに2泊しました。その方は治療へ通い、長いこと腰が痛くて、朝起き上がるのにひと苦労されていたそうですが、わが家から自宅へ戻ったところ、「腰の痛みが無くなり、すぐに起き上がることができて、家事がらくにできるようになった」「家の空気がとても良くて、緑がたくさんの自然とで、きれいな空気をたくさん吸ったから」と、数日後に知らせてくれました。すぐにわが家へ再び遊びに行きたい、とも言ってくれました(笑)

 身体に入る食事も大切ですが、24時間、人が吸う空気も身体に及ぼす影響が大きいのだと、痛感した出来事でした。


▼家づくりを考えられている方へのメッセージ

 家を建てることで、住み心地や人(身体)に良いだけでなく、地球(環境)にも貢献する建築は地球に生きる者として、とても大切なことだと思います。

東伊豆建て主さま
 


▼2017年9月に開催させていただいた、お住まい見学会のレポートはこちら

http://tennen.org/blog/inoue-blog/higashiizu.html


▼オリーブ農家、大同さまのホームページはこちら
http://daidohfarm.com/


▼伊豆新聞掲載記事はこちら『個人農家でオリーブ搾油 東伊豆に移住の大同さん』
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20171028iz1000000005000c.html

2017年12月6日

無料:12月18日(月)天然住宅バンクミーティング

田中優を中心に非営利バンクの金融の仕組みを利用しながら様々な活動に繋げていくためのミーティングです。

毎月1回開催しています。


「無料&どなたでも参加OK」です!



■日時 12月18日(月) 19:00~21:00 (開場:18:50)

  
■東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F


■参加費 無料


■お申し込み受付 下記フォーマットからお申し込みください。
http://tennen.org/event/bankmtg-2.html


■主催 天然住宅バンク


2017年12月1日

オンラインショップにてメルマガ販売を始めます!『「主要農作物種子法廃止」にどう対処するか』

「有料メルマガ、月単位ではなく単体で読みたい」という方の声を頂きまして・・
オンラインショップにてメルマガ単体の販売を始めます!


第一弾は 『「主要農作物種子法廃止」にどう対処するか』
 
17.12.31まで使える割引クーポン(数量限定)も発行しました!
 
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「主要農作物種子法廃止」にどう対処するか

(上・中・下セット)
 
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カートにてクーポン番号「VBYX54WD」を入力ください。
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こちらの商品はダウンロード販売です。(1792394 バイト)
 
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< メルマガ内容説明 >
 
2017年4月30、5月15日、5月30日に発行しました、有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」のバックナンバーです。
 
上・中・下の3記事がセットになったお得版です。
 
A4サイズのPDFで58ページ(原稿は50ページ)分です。
 
主な内容


・種子法廃止は何のためか
・エフワン種とは
・「種子法」と「育苗法」
・遺伝子組み換え作物(GMO)へ
・育てる種から買う種に
・知的所有権で守られた種
・アグリビジネスに牛耳られる農業に
・種子法廃止はタネの独占をめざす
・世界飢餓にまつわる12の神話
・「ほっとけない世界の貧しさ」キャンペーンの欺瞞
・種子法廃止はタネの独占をめざす
・「食べるにわ」プロジェクト
 など


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2017年11月29日

『エコロジカルフットプリント+時間軸』

 11月15日に発行しました、有料・活動支援版メルマガ「田中優の未来レポート」は、

『エコロジカルフットプリント+時間軸』です。



「エコロジカルフットプリント」とは?



・・「エコ的に見た足跡」という意味で、私たちの暮らしがどのくらいの面積を必要とするかを、その生産されたものの重さに応じて地球上の広さで表示する。 「トン/グローバルヘクタール(地球レベルの広さヘクタール)」で表示する。

 それで見ると現在地球上の人間は、『地球が1.6個ないと維持できない生活』をしている     
 持続可能でないだけでなく、私たちの暮らしは未来を生きる子どもたちの生活を踏みにじっていて、過去の蓄えを食い潰していると言える。
 「エコロジカルフットプリント」を地球一個分以下で暮らせるようにしていくためには、第一にあらゆる生産の「地産地消」を実現すべきだ。
 地域の産物を地域で消費すれば、そもそも地域にとって無理な生産は含まれず、わざわざ遠くから運んでくるサービスも不要になる。


(本文より)




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地球が1.6個ないと維持できない生活とはショックですよね・・
どうやったら改善できるか、
田中優が提案する“私たちができること”が書かれています。



全文はこちらよりご登録のうえご覧ください。↓


なお、11月末までにご登録の場合は、
この11/15号と11/30に発行します号が“無料”でお読み頂けます。


ご登録はこちらより http://www.mag2.com/m/0001363131.html

2017年11月28日

今年も寄稿しました!『現代用語の基礎知識2018』


今年も寄稿しました!



2017.11.9発売 『現代用語の基礎知識2018』





田中優は「環境問題」項目で7ページを担当させて頂きました。


・グリーンウッド法
・認証パーム油
・炭素税
・グローバル・タックス
・ミツバチの失踪
・ネオニコチノイド系農薬
・ホルムアルデヒド
・化学物質過敏症
・電磁波過敏症
・諫早湾干拓事業
・多目的ダム
・保育所新設
・人工放射性物質
・汚染がれき、海中がれき、がれき焼却
・東海再処理施設
・スラップ訴訟
・六価クロム
・都市鉱山
・マイクロプラスチック 



などなど。




帯は池上彰さん。
大きい字で見やすい大字版もあります。






ぜひお手にとってご覧ください。


池上彰/佐藤優/竹内洋岳/飯田泰之/平田直/島薗進/五野井郁夫/伊藤真/金子勝/森永卓郎/清家篤/湯川れい子/塚田穂高/伊勢崎賢治/やくみつるほか

現代用語の基礎知識 http://gendaiyougo.jiyu.co.jp/

2017年11月21日

『 子どもが壊されていく 』

■「非遺伝子組換(Non-GMO)食品」の表示

 前回日本全体で人口が激減してしまうというシナリオ※を、政府の調査から紹介した。こうしたデータをどう見つけるかというと、毎月二回発行している「活動支援版(有料)メルマガ」のために常に気にかかった情報をデータまで調べているからだ。
 今回もまた調べていく中から驚くデータを見つけたので紹介しよう。

 まず一つはアメリカ、ワシントンポスト紙に紹介された記事だ。アメリカで統計上初めて、平均余命が減り始めたという記事だ。2014年から2015年にかけて、平均寿命が78.9歳だったのが78.8歳へと減り、特に男性の方が大きく減った。しかし0.1だけだから、史上初の事態とはいえそれほど大きな数字ではない。

 でも日本の今後の人口予想数に習うならば、「西暦3000年には人々の平均寿命は98.3歳減ることになり、子どもは生まれたと同時に死ぬことになる」とするところだろうか。ただ直線的に考えるのは全く愚かしい。もっと多くの条件を見ながらどうなるのか推定しなければ、精度以前に予測にはならない。

 ところがアメリカの他の疾病データなどを見ていくと、恐ろしい事実がある。
慢性疾患である「腎臓、腸の病気」、「肝臓、胆管、甲状腺、膀胱、胆嚢ガン」、そして自閉症もまた急増しているのだ。その急増のカーブと一番一致するカーブを探すと、遺伝子組み換え作物の出荷量、遺伝子組み換え作物以外の植物を枯らすための除草剤「ラウンドアップ(成分名ではグリホサート)」の出荷量が増えているのだ。

 これに因果関係があると考える市民たちは、これに猛烈に反発し、今や非遺伝子組換えの作物が4年で7倍以上売れるようになっている。「遺伝子組換え」の表示を求めたが敗北すると同時に、「遺伝子組換えでない表示」を開始した。


■日本の学習障害児童の急増

 アメリカはすごいなぁと感心している場合ではない。売れなくなった遺伝子組換食品は、市場を求めて日本に輸出されるようになってきているのだ。日本では表示が甘く、5%以下なら表示せず、味噌や醤油などのような加工品は最初から表示しなくて良いことになっているのだ。

 まだ日本はアメリカのような遺伝子組み換えの被害は顕在化していない。ところが調べてみると、もっと怖いことが起きているのだ。学校で特別な教育指導を行わなければならない子どもたちの数が、文科省の調べでも平成10年の24,342人から、平成26年には83,750人へと爆発的に増えている。実に3.44倍の増加だ。







 特にいわゆる注意欠陥多動症障害と呼ばれるADHD、学習障害(LD)、自閉症や情緒障害が増えている。今年の夏に問題にされた長野県の農薬空中散布なども、因果関係を考える必要があるだろう。

 農薬散布は先に行われるのに、体内影響はその後だ。犯罪の無罪推定原則のように、なぜか農薬は安全なもののように推定される。これを覆すのは大変なのに。しかし世界的に調査が行われて、EUがネオニコチノイド農薬のいくつかを禁止したり、世界中で規制されるようになってきた。

 だが肝心の日本は、今なお野放しに近い状態なのだ。その結果ではないのか。1990年代から使われ始めたネオニコチノイド農薬の出荷量と、子どもたちの学習障害とは並行に進んでいるのだ。統計的には、ネオニコチノイド農薬の使用量が増加すると、児童の学習障害が増えるのだ。そこに因果関係を見つけ出せるまでは野放しでいいのか。

 これは正に現代の公害だ。しかも加害者の特定できる「公害」なのだ。


■第三の「化学物質による精神疾患」

 精神疾患には脳自体が傷ついていたりする「器質性疾患」と、特に物理的に問題ない「精神性疾患」がある。そこに新たに加わっているのが「薬物性精神疾患」だ。脳は巨大な「電子・科学・化学」臓器で、その役割の大きさと共に非常にデリケートなものだ。
 そこに薬物を混入すれば、電子信号がオンの状態のままになったりして機能しなくなる。

 以前は「自閉症」は「遺伝的な器質障害」と考えられていたが、そこには何も見つからなかった。今では国際疾病分類では自閉症を器質性障害に分類していない。

 では何なのか。ここに化学物質による「薬物性精神疾患」という分類が必要になったと思う。アメリカでも1995年頃から急増し、日本でも2005年頃から急増している。この頃生産が急増したものを考え見てほしい。しかも器質性ではなく、精神性とも言い難い自閉症なのだ。化学物質が原因であることは容易に考えつく。しかも多くの子どもたちが共通して摂取するものだ。食品由来のものであることも容易に想定されるはずだ。

 今は規制されていないのだから、親が自ら規制するしか方法がない。子どもたちの脳を破壊しないためには、家庭で規制するしかないだろう。もしそれが「化学物質」だとしたら、それは農薬に限られるわけではない。そこまで考えなければ、子どもを健全に育てられない社会にしてしまったことが問題だ。

 そしてアメリカでは、「腎臓、腸の病気、肝臓、胆管、甲状腺、膀胱、胆嚢ガン」へと裾野が広がり、人間の寿命すら左右し始めたのだ。だから子どもたちと未来のことを思うなら、無関心ではいられないのだ。


※参照 『 人口減少に抗する社会を 』
https://tanakayu.blogspot.jp/2017/11/blog-post.html