2017年10月3日

官僚だけが大儲け。日本を破壊する「水道民営化」のトリックに騙されるな=田中優

2017.9.28発行!
田中優が水道民営化に物申す!!
ぜひご一読ください(^^)


田中優より
「「水の民営化」について書きました。
石木ダムも同じ構図なので、知ってほしいです。」


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(写真は掲載サイトより)


官僚だけが大儲け。日本を破壊する「水道民営化」のトリックに騙されるな=田中優



 今年3月に水道法改正が閣議決定され、民間企業が参入しやすくなった。政府は民間に丸投げしてコスト問題などを解決したい考えだが、これは警戒すべき動きだ。(『田中優の‘持続する志’(有料・活動支援版)』)


危険すぎる水道民営化の動き。誰が得をして誰が損をするのか?

ひっそりと水道法改正、民間事業者が参入しやすく


 あまり多くの人の注目を浴びないまま、2017年3月に水道法の「改正」が閣議決定され、民間事業者が参入しやすいように改正された。
  水道管の更新は0.76%しかされておらず、人口減少が見込まれる今、水道料金の値上げは必至の状況である。

  そんな中、その運営を民間事業者に託して「直面する課題に対応し、水道の基盤の強化を図る」とするのだが、何を言わんとしているのかよくわからない。
  しかし水の現状を知るならば、課題があることに気づくのではないか。

  簡単に言うと、民間事業者に丸投げして、料金の値上げを伴う「課題解決」させようとしているように見える。
 確かにインフラ事業を民間事業者が担っていることも多い。しかしその民間事業者はどうしているのか。

  電力会社は高給を取りながら潜在的危険性のある原子力発電を運用し、費用の問題から必要な津波対策を怠っていたために大事故を起こし、その対策費用の大半は税金に頼っている。

  ガス会社は築地に代わる市場用地を売却したが、その豊洲市場は土壌汚染されていて、施設が完成した後にも移転できずにいる。

 むしろ民営化には危機感を持って監視した方がいいのではないか。

  今の楽観に基づいた「民営化」に、警戒心を持ってほしい。
その思いからこの文章を書くことにした。(田中優)


<<続きの内容>>


・このままでは「持続不可能」な水道事業
・日本は世界の流れに逆行している
・なぜ無駄なダムが造られるのか?
・自治体が助長する「水の無駄使い」
・水道民営化で元水道官僚たちが大儲け
・民営化は水道問題の解決策ではない


全文はこちらよりご覧ください ↓
http://www.mag2.com/p/money/308966


本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2017年9月28日)