2012年2月5日

静岡講演 レポート

2/1は浜松、静岡市と静岡で2ヶ所講演させて頂きました。

どちらもおかげさまで会場満員でした。皆さん会場を出られた時の顔が明るかったように思えます。
主催者の皆様、参加頂いた皆様、ありがとうございました。

浜松では、主に原発、これからのエネルギーの仕組みなどのお話を。

◆  浜岡原発は止まっているけど全然安心できない。核燃料のプールはそのまま残っていて、その真下に東海地震が起こる断層があるから。地震のたびに倒壊しないか心配しないといけない。

◆ オランダでの電磁波の基準は4ミリガウス。日本の基準は2000ミリガウス!!
  リニアモーターカーを動かすための基準、人間のための基準ではない

◆ 1年でわずか10時間しか電力のピークが出ていない。その10時間のために、どんどん発電所を建てたがる。なぜなら造れば造るほど、利益を上乗せしてみんなの電気料金からとれるから。自然エネルギーと言う前に、そもそもそのピークを下げることをまずした方がいい。

◆ 年間で10時間しか出ない電力消費のピークの9割は事業者が出している。家庭の1割の大半は冷蔵庫。人々のライフスタイルの問題ではなく、仕組みの問題で解決するしかない。使えば使うほど安くなる事業系の電気料金を、節電すればするほど安くなる電気料金の仕組みにすればいい


私の母親位の、年配の女性の方が一生懸命、優さんのスライドや手元の資料を見ながらメモをされている姿を見ていたら、何だか泣きそうになってしまいました。その一生懸命な姿に感動してしまったのかもしれません。






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ここでは静岡商工会60周年記念、2012年新春講演会で呼んで頂き、こちらでは主に地域活性化のお話を。

 こちらの商工会の皆さんは市議さんと一緒にはちまきをして市長へ健康保険料値下がりの直談判に行ったりと、(何と当初の予定33を16%ほども削減させたらしいです)(http://blogs.yahoo.co.jp/shizuoka_shohkoh_shimbun/7692111.htmlを参照)活動的です。
 
 それに地元商店街のお店の資本が東京が7割、地元が3割になってしまったことを大変憂いていらっしゃいました。

 そこで優さんが地域活性化についてお話させて頂きました。色々なヒントが今後の復活に少しでもお役に立てたら嬉しいです。

◆ 営利だと技術を隠さなければならない。僕がやっているものは非営利、みんなに公開して、どうぞ全国でやって下さいと言える。そっちの方が楽しいと思う。僕は営利には興味がない。

◆ 環境は経済に調和する。対立すると思っていたことが間違い。

◆ お隣と同じ駅前の銀行を使っていて、自分は低金利で貯金する、お隣は高い金利で借りている。だったらその銀行なしで、お隣と間をとった金利にしてやりとりした方が、お互い得しませんか?お隣は信用できないけど、駅前の銀行は信用できるのか?そういうお互いが得する仕組みを作っていったらいい。



  (メモはほんの一部です。文責・レポート作成 渡辺 加奈子)