2012年8月9日

優さんが出したパブコメはこれだ!!

8月12日が提出期限の「エネルギー・環境に関するパブコメ」に
田中優が提出した文章をそのまま掲載いたしました!

まだ未提出の方はこちらをご参考に、自分なりの意見も加えて作成してみてくださいね★

パブコメについてこちらもご参考ください
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html

相変わらず色んな角度から論理的に(私みたいに感情的ではなく^^;)、それらを総合して、しかもここでもきちんと“解決策”を提示しているところが優さんらしくてすごいなぁと思います。

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『 選択の中では「2030年原発ゼロシナリオ」を選択
しますが、即刻廃炉すべきです。


 日本は地震が世界で最も多い地域です。当然津波も。「想定外」では
ありません。近年では4000ガルというような常識を超えるレベルになって
います。耐え得る構造物はありません。
 地震の少ない欧州のような段階的廃炉の選択肢はあり得ません。

 また原発のコストの高さはすでに「原子力のコスト(岩波新書)」などで
立証されています。
 経済性や国際競争力からは原発を選択することはできません。

 そもそもGDP成長率がエネルギー消費量を考える元になっていますが、
ドイツではGDP成長率とGHG(温室効果ガス)排出量は反比例しています。
GDP成長率はエネルギー消費量を減らせます。

 省エネや自然エネルギーに対しても、「経済的負担が大きくなる」と
していますが、わずか数年の電気料金で取り戻せるのに、なぜ「負担が
大きい」のでしょうか。イニシャルコストだけで、ランニングコストを
考えていないように見えます。

 電源構成はピーク瞬時の電気需要に対して構成されます。したがって
ピーク瞬時の需要を下げれば足りるのに、年間電力消費量で考えられて
いるようです。
 八幡東区で「新日鉄」などがやっているように、ピーク時の料金を
10倍まで高くする仕組みを入れれば、ピークの消費を下げられます。
 電源構成は瞬時の対応ですからその点から考え直すべきです。

 以上により、原発に依存する必然性はなく、逆に動かすことのリスクは
限りなく高いため、即時のゼロシナリオを求めます。