2017年7月5日

気候変動リスクを無視する日本のメガバンク

田中優

ちょっと思い出しただけでも、日本/世界の石炭火力発電所に融資しているだけでなく、
クラスター爆弾、銀行カードローンで破産者激増など、悪事ばかり見つかる。

銀行に預金しない方が未来のためになる。

「ではどこに?」と聞かれたら、

「一番いいのは将来払わなければならなくなる支出を減らせるものに使うこと」と答えよう。


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▼「BANKING ON CLIMATE CHANGE : 気候変動リスクを無視する日本のメガバンク」
http://world.350.org/ja/banking-on-climate-change-japan/


-日本のメガバンクは最低ランク-

6月22日に発表された、世界37の民間銀行の気候変動リスクの対応を格付けする最新の調査報告書「化石燃料ファイナンス成績表 2017」(Banking On Climate Change 2017)では、日本の三大メガバンクの気候変動リスクへの対応が世界最低ランクだと格付けされています。

同報告書に登場する米国、カナダ、ヨーロッパ、中国、オーストラリアなどの主要銀行と比べて、日本のメガバンクの格付けが低い根拠として、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行が世界の「脱石炭」の流れに逆行し、化石燃料の中でも最もCO2排出量の高い石炭産業への貸出を近年増加させた
ことが挙げられています。

さらに、環境負荷が極めて高い化石燃料関連企業による社会や環境への影響を監視・抑制するための明確な対策や方針を持たず、様々な社会問題を引き起こしているプロジェクトに日本の銀行が関与していることを調査は明らかにしています。


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